主聖壇

ワシントン大聖堂の主聖壇について

ワシントンDCの小高い丘の上に建ちそびえるワシントン大聖堂、その中心にある大礼拝堂には国内有数の優美な聖壇があります。 繊細な装飾で覆われた主聖壇をはじめ、聖歌隊が使用するクワイアや荘厳な音を奏でるパイプオルガンなど、多くの見どころがぎっしり詰まっています。 そこで今回は魅力溢れるワシントン大聖堂の主聖壇について紹介します。ちなみに、日本では神道や仏教の文化が強いので、しばしば祭壇と呼ばれることが多いですが、キリスト教の教会でいうAlterは聖壇と訳すのが正しいとされているので、ここでは聖壇と表記します。

大聖堂の東側に位置する主聖壇

ワシントン大聖堂の聖壇
ワシントン大聖堂の主聖壇

ヨーロッパをはじめ、西洋世界にある大聖堂の多くは正面から向かって東方向に聖壇があります。これは聖地イェルサレムの方角を示しているとされていますが、ワシントン大聖堂もこれに倣って造られています。 一般信徒や観光客は普段ここに入ることはできませんが、大聖堂主催のツアーに有料で申し込むか、平日に行われている正午礼拝を始め、主聖壇で行われる礼拝に出席することで入ることができます。

入り口にあるステージ
主聖壇の手前には巨大なイェルサレム十字が描かれている

主聖壇の入り口にあたる場所は一般信徒が礼拝を守る身廊と南北に伸びる翼廊が交差する場所になっていてます。大聖堂のほとんどが石造りで床も異なる色の石で覆われていますが、この部分だけ木製の床になっていて、床には大聖堂のシンボルであるイェルサレム十字が描かれています。 独立記念日にはここでオーケストラと聖歌隊によるコンサートが開かれたり、国葬が執り行われる際にはこの十字架の上に召天者の棺が安置されます。

主聖壇の手前に設置されている演壇

聖書台
司式者が聖書を拝読するための教壇

十字架が描かれた木製の床の奥には向かって左側に小さな演壇、右側に大きな演壇が設置されていますが、左側の小さな演壇が聖書を拝読するための聖書台、右側の大きな方が説教をするための説教台になっていて、両方とも細かい装飾で埋め尽くされています。

カンタベリー教壇
説教をするための教壇

この演壇は英国国教会の中心であるカンタベリー大聖堂から送られたものであることから、カンタベリー教壇と呼ばれています。 木製の床は普段閉鎖されていますが、横に回ることで聖書台、説教台とも間近で見ることができますので、大聖堂に行った際はぜひチェックしてみてください。

主聖壇の入り口となる聖歌隊席とパイプオルガン

パイプオルガンの鍵盤 大聖堂の中で最も重要な場所である主聖壇の手前には、クワイヤと呼ばれる細かい装飾が施された木製の聖歌隊席があります。クワイヤは左右一対づつ設けられ、それぞれ3列階段状に並んでいます。南側のクワイヤ中央部にはパイプオルガンの鍵盤が設置されていて、オルガン奏者はここで演奏しています。 パイプオルガンのパイプ オルガンのパイプはクワイヤの上部に設置されていて、ここから聖堂内部に荘厳な音が響き渡ります。

 

 

 

 

大聖堂の最も重要な場所、サンクチュアリ

主聖壇 クワイヤの奥には木製の柵で囲まれたエリアがあり、奥には聖地イェルサレムから採掘された大理石に優美な装飾が施された立派な聖壇が設置されています。 聖壇の中心には主イエスが鎮座していて、左手に十字架があしらわれた宝玉を持ち、右手は人差し指と中指を立てた形で挙げた状態になっています。これは全ての人を招き入れることを意味し、同時に教派を超えた祈りの場所であることも表しています。 主イエスを取り囲むように、聖壇には神によって啓示された110人の人物が彫られています。聖壇に上がった際には是非とも細かいレリーフにも注目してみてください。

全ての人が招かれるワシントン大聖堂の主聖壇

西洋の大聖堂の多くは主聖壇を特別な場所とし、一般の観光客が入ることができない場所も珍しくありません。しかし、ここワシントン大聖堂は礼拝に出席するか、有料のツアーに申し込むことで誰でも気軽に主聖壇に入ることができます。 ワシントン大聖堂を訪れる際には是非とも行っておきたい場所ですね。

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