
いわずとしてたアメリカ合衆国の首都ワシントンDC、そこには数多くの政治家や著名人が集い、政治や合衆国の歴史にまつわる様々な観光名所があることから、多くの観光客が訪れる街です。
海外は日本とは異なって、様々な背景を持った人が同じ場所で過ごしているので、「個人の信用力」が大きく問われます。そこで信用力の証となるのがクレジットカードです。
クレジットカードは一定基準の審査に合格した人にしか発行されないので、それを持っているだけでその人の経済力や、信用力を証明することができます。特に北米ではその傾向が強く、ましてや、数多くの政治家や著名人が集まるワシントンDCでは、その力が大きく試されます。
そこで、社会人がワシントンDCに持っていきたいクレジットカードを紹介していきます。
目次
クレジットカードの種類と国際ブランド

ワシントンDCに持っていきたいクレジットカードを紹介する前に、クレジットカードの種類と国際ブランドについておさらいしておきましょう。
クレジットカードは様々な会社から発行されていますが、それだけでは世界中で使うことはできません。そこに世界中で使うことができる決済システムを載せて初めてクレジットカードとして使うことができるのですが、このシステムのことを国際ブランドといいます。国際ブランドの種類にはVISA、Master Card、American Express、JCB、Diners Club、Discover Card、Union Payの7つがあり、このうち、VISA、Master Card、American Express、JCB、Diners Clubが5大国際ブランドと呼ばれ、日本で発行されています。
この5大国際ブランドの中で、世界シェアが高いのはVISAとMaster Cardで、この2つは世界中での決済性に特化しているため、決済カードと呼ばれています。
一方で、American ExpressとJCB、Diners Clubはクレジットカードの決済性というよりも、カード自体に付帯している特典が充実していて、その多くが旅行やエンターテインメントに特化しているので、T&Eカードと呼ばれています。
この特徴から、クレジットカードは決済カードを1枚とT&Eカードを1枚の、2枚持つことが良いといわれています。
社会人にオススメ、ワシントンDCに持っていきたい、決済カード
VISA、Master Cardのうち、ワシントンDCに持って行く際にオススメしたいのがVISAです。Master Cardも決済性には優れているのですが、特に北米ではMaster CardよりもVISAの方が強いという流れがあったので、当サイトではVISAをオススメします。
VISAをオススメするもう一つの理由として、日本が発行するVISAのクレジットカードで、世界中で知られているカード発行会社があります。そのカード発行会社こそ三井住友カードで、世界で通用するVISAカードとして知られています。
クレジットカードのランクはクラシック/クラシックA、プライムゴールド(29歳以下向け)、ゴールド、プラチナがあり、どのランクを申し込んでも間違いはないのですが、一般ランクのクラシックとクラシックAには海外旅行保険の付帯内容が異なっていて、クラシックAの方が充実しているので、一般ランクを申し込む際はクラシックAをオススメします。

三井住友カードAの年会費は一般ランクのクラシックが税込1’375円、クラシックAが税込1’650円ですが、支払方法を自動リボ払いのマイ・ぺいすリボに登録、カードの利用明細をオンラインにし、年1回のリボ払い手数料が発生すれば翌年の年会費が無料になります。
これによって年会費無料で、充実した海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを持つことができます。

20代向けのプライムゴールドカードの年会費は税込5’500円で、マイ・ぺいすリボの登録、カード利用明細をオンラインにし、年1回のリボ払い手数料発生で翌年の年会費は税込1’650円になります。
ゴールドカードは年会費税込11’000円ですが、一般、プライムゴールドカードと同じ手続きで翌年の年会費を税込4’400円にすることができます。
プラチナカードの年会費は税込55’000円で、割引特典はありませんが、コンシェルジュサービスが付帯するなど、最高ランクに相応しい内容になっています。
社会人にオススメ、ワシントンDCに持っていきたい、T&Eカード
海外旅行保険や現地でのサポートデスクをはじめ、魅力ある特典が満載のT&Eカード。日本ではAmerican Express、JCB、Diners Clubがありますが、ワシントンDC旅行でオススメしたいのが断然American Express(アメックス)です。

カードの中央に古代ローマ兵士(ケントゥリオ)が描かれたデザインはアメリカや日本だけではなく、世界中で同じデザインが採用されていて、カードを提示するだけで所有者の信用力を証明することができます。

日本ではステータスカードに対して、いろいろな意見が見受けられますが、一歩海外に出てしまえば、他人からは見知らぬ人にすぎません。そこで世界共通のデザインが採用されたカードを提示することは、「世界で通用する信用力を持った人」とみなされ、相応の対応を受けることができるのです。
特にワシントンDCは観光客だけではなく、政治家を始め、数多くの著名人が集まるので、この世界で共通するステータスは非常に重要な要素になってきます。
T&EカードでJCBとDiners Clubが他にありますが、JCBは日本初の国際ブランドで、ワシントンDCにはJCBの特典である、JCBプラザやラウンジがないので、あまりオススメできません。
Diners Clubは日本ではアメックスと双璧を成すステータスがありますが、アメリカで発行されているダイナースにはカードの右下にマスターカードのロゴマークがあって、決済システムはMaster Cardを利用しているので、一見するとMaster Cardにしか見らないという残念なカードになってしまっているのです。
ただし、JCBもDiners Clubもクレジットカードとしては優良な国際ブランドですので、どうしても欲しいという方は作ってみるのもありです。
日本で発行されているアメックスには、ローマ兵士(百人隊長)が描かれたプロパーカードの他に航空会社やホテル、デパートと提携したクレジットカードがありますが、それらの提携カードには百人隊長が描かれてなく、デルタ航空と提携したデルタアメックス以外は共通デザインではないので、信用力を証明するにはやや欠けてしまいます。
ただし、ANAと提携したANAカードに関しては、ワシントンDCに直行便がある航空会社として現地の人にも知られているので、ある程度のステータス性はあります。
また、当サイトではアメックスの営業担当を経由して申し込む方法も紹介しています。
自分にあった組み合わせを選ぼう。決済カードとT&Eカードで快適な旅行を
ワシントンDCは観光客だけではなく、政治家や著名人が集まる街でもあることから、クレジットカードを選ぶ際にはある程度のステータスを証明できるカードを選ぶことが大切です。
決済カードは世界で通用する三井住友カードを、T&Eカードは世界共通のデザインが採用されているアメリカン・エキスプレスを持っていくことで、ワシントンDCでの滞在がより快適なものになるでしょう。
ただし、デルタアメックスは日本とアメリカでデザインが同じで、ANAアメックスと三井住友カードが発行しているANAカードは、ワシントンDCに直行便があるANAとの提携カードなので、この3種類に関してはマイラーにとっては選択肢に入れても問題はありません。
アメリカン・エキスプレスで信用力を証明して、三井住友カードで決済性を補う、この組み合わせでワシントンDCを歩いてみてはいかがでしょうか。
世界中で使える1枚
ワシントンDCだけではなく、世界中で圧倒的なステータス
日本からの直行便アリ、スターアライアンスマイラー必携
年3回以上デルタ航空を利用する人にオススメ