乗り継ぎ便を利用してワシントンDCへ、どこよりも詳しいデトロイト空港の賢い使い方

日本からワシントンDCにアクセスする方法はたくさんあります。中でも成田からANA、またはユナイテッド航空の直行便を利用する方は多いのではないでしょうか?特にANAは午前中に到着するので、初日からいきなり観光できてとても便利です。

しかしANAの直行便は成田を出発する時間も午前中なので早朝には空港に着いていないと間に合いません。特に地方から成田に向かう方は近くのホテルで前泊するなど、余計な出費がかさんでしまいます。

そこで、乗り継ぎ便を利用してワシントンDCにアクセスすることで、ワシントンDCだけではなく、乗り継ぎ空港も愉しむ方法をここで紹介します。

中西部のヒューロン湖沿岸に位置する街、デトロイトにある巨大ハブ空港

ミシガン湖上空を横切るデルタ航空A350

デトロイトは五大湖の一つであるヒューロン湖沿岸に位置する、一大工業都市です。空港は街の中心部から南西に約22マイル(約35キロ)離れたウェイン郡ロムルス市にあることから、正式名称はデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港と呼ばれ、地元の方はデトロイト・メトロと呼んでいます。

空港には2つの旅客ターミナルがあり、エドワード・H・マクナマラ・ターミナルとその北側にノース・ターミナルがあります。このうち、マクナマラ・ターミナルはデルタ航空を中心としたスカイチームに加盟している航空会社が乗り入れ、それに対しノース・ターミナルにはアメリカン航空やユナイテッド航空など、スカイチームに加盟していない航空会社のターミナルになっています。

日本からは成田と名古屋からデルタ航空が就航しているので、全てマクナマラ・ターミナルを利用することになります。

中西部に位置するデルタ航空の一大ハブ、マクナマラ・ターミナル

マクナマラ・ターミナルは空港最大のターミナルで南北に長い形になっています。その長さはなんと1マイル、それだけではなく、メインターミナルの西側にはサテライトもあり、「光のトンネル」と呼ばれる地下トンネルでつながっています。

エドワード・H・マクナマラ・ターミナル
デトロイト空港の主要ターミナルであるエドワード・H・マクナマラ・ターミナル。ターミナルの端から端までの距離は1マイルあり、建物内に無料で利用できるトラムが走っている。

メインターミナルはコンコースAと呼ばれ、64のゲートがあり、このうち中央部に位置している10のゲートは国際線に対応したものになっています。サテライトはコンコースB、Cと呼ばれ、南側がコンコースB、北側がコンコースCになっています。

ゲート番号の前にコンコースの記号が割り当てられていて、A38、B12、C24のようになっているので、ゲートを探す際に大まかな場所がわかります。

ターミナル内のゲート表示
ターミナル内のゲート表示。コンコース記号とゲート番号が表示されているので、効率よく移動することができる。

また、コンコースAはその長さからターミナル内にエクスプレス・トラムと呼ばれるモノレールが走っていて、中央と南北それぞれ1カ所ずつ、計3カ所駅が設置されていて、無料で行き来することができます。

マクナマラ・ターミナルにはウェスティン・ホテルが併設されていて、コンコースAに直結しています。ただし、コンコースに出入りする際はその都度保安検査を受けることになります。

デトロイト空港は中西部に位置し、東海岸の都市への乗り継ぎに便利な場所にあることから、日本人が多く利用するため、マクナマラ・ターミナルに設置されているほぼ全ての看板には英語と日本語の2カ国語が表記されています。また、ターミナル内では東部標準時(イースタン・タイムゾーン)に位置していることが、英語、日本語、中国語の順に放送されています。

到着から乗り継ぎまで1カ所で完結、デルタ航空で乗り継ぎ

デトロイト空港のターミナルに駐機するデルタ航空機

デトロイトを中西部の拠点とするデルタ航空は成田と名古屋に直行便を運航しています。そこでこの路線を使ってデトロイトで乗り継ぎをすることで、ワシントンDCには日本からの直行便が到着するダレス空港ではなく、市内からポトマック川を渡ってすぐのレーガン空港に到着することができます。

そこでここからはデルタ航空でデトロイトに到着し、レーガン空港への便に乗り継ぎするまでの手順を紹介します。

飛行機が国際線ゲートに到着、イミグレーションへ

日本からの到着便は国際線ゲートのA24、A28、A30、A34、A36、A38、A40、A46、A50、A54のいずれかに到着します。飛行機がゲートに到着し、降りたら左側にあるエスカレーターで下の階に降りていきます。

そのあと入国審査場に向かうのですが、このうち、A24、A28、A30、A34、A36、A38、A40、A46に到着した場合はエスカレーターを降りて広い通路に出たら左に曲がります。右に行ってしまうと、到着ゲートしかありませんので間違えないように注意しましょうね。

入国審査場に着いたら案内に従ってVisitorの列に進み、そのあとESTAで入国する場合はESTAの列、VISAで入国する場合はVISAの列に並びます。ESTAで入国する場合は自動入国審査端末を利用することができますが、ESTAで初めて入国する場合や、パスポートを更新した後に初めて入国する場合は従来通り有人のカウンターで入国審査を受けることになります。

自動端末は日本語にも対応していて、画面の指示に従って操作するだけで入国審査が完了、端末から出てくるレシートを審査官に渡せば手続き完了です。この時、審査官から渡航目的や滞在日数などを聞かれることがありますので、あらかじめ準備しておきましょう。

荷物受け取りと税関検査

入国審査を通過すると同じフロアに荷物受取所があります。ここには複数のコンベアがあり、電光掲示板に出発空港が表示されますので、その場所でチェックインの時に預けた荷物を受け取ります。ただし、飛行機が到着しドアが開いた直後に、地上係員から手荷物受け取りの場所が機内放送されることがありますので、その場合は案内に従ってください。

荷物を受け取った後、通常は税関に進んで手続きをするのですが、デトロイト空港では自動端末で入国した場合、すでに端末で税関に関する手続きも完了しているので特にすることはありません。

荷物受取所の奥に星条旗と税関国境警備局の旗、そしてミシガン州の旗が立っている場所に税関のスタッフが複数人立っているだけで、そこを通過するだけで無事アメリカに入国したことになります。

乗り継ぎ手続きと搭乗ゲートの探し方

税関を通過したらいよいよ乗り継ぎの手続きになります。税関を通過した場所から向かって左側は外への出口になっていて、右側には荷物を預け直すコンベアーと保安検査、正面に乗り継ぎ用のチェックインカウンターがあります。

日本からの出発便ではたいていの場合、すでに乗り継ぎ用の搭乗券も発券されているのでここではカウンターには寄らず、そのまま荷物を預け直して保安検査に進みます。

保安検査を通過したら右に曲がりエスカレーターで上がればコンコースAの中央部に出られます。これで乗り継ぎの手続きは完了ですが、飛行機を降りてここまでの間、保安上の理由から携帯電話などの電子端末は一切使うことができませんので気をつけましょう。

乗り継ぎ手続きが完了したら出発ゲートを探します。日本出発時に発券された搭乗券には乗り継ぎゲートが記載されませんので、自分で探さなければなりません。コンコース内に設置されている電光掲示板で探すのですが、保安検査をすぎて右に曲がったすぐのところと、コンコースAのトラム中央駅の下に設置されている電光掲示板が比較的便利です。

デトロイト空港の電光掲示板
デトロイト空港の電光掲示板。行き先が最初に表示されているので、覚えておくと良い。

日本では時間ごとに並んでいますが、ここデトロイトでは最初に行き先が表示されていて、アルファベット順に並んでいます。レーガン空港行きはWashington-Reaganと表示され、その後に便名、出発時間、ゲート番号が表示されています。一番右に赤い丸印にトラムの絵が表示されている場合はトラムを利用すると便利な場所にあることを示していますので、中央駅からそれぞれの場所に向かってください。

マクナマラ・ターミナルの中央駅
中央駅のホームから星条旗が見えたら左が北駅で右が南駅。

中央駅の場所は噴水がある広場の手前で、ホームがあるフロアに上るエスカレーターがあります。ホームにたどり着くと案内マップがあり、ゲートが表示されていますので、搭乗ゲートに一番近い駅に向かいます。この時、ホームから星条旗が見えている場合は左が北駅で、右が南駅になり、逆に噴水と飛行機が見えている場合は右が北駅で左が南駅になりますので、覚えておきましょう。

 

目的の駅に到着したら再びエスカレーターでコンコースフロアに下って搭乗ゲートを探してください。

ホームに設置されている掲示板
ホームに設置されている掲示板。英語と日本語の2カ国語で表記されている。

乗り継ぎ時間は3時間、時間に余裕をもって予約

直行便ではなく乗り継ぎ便を利用する場合、乗り継ぎ地での時間を最低でも3時間はみておくことをオススメします。

入国審査が一部自動化されたとはいえ、アメリカの入国審査場は非常に混みますので、入国、乗り継ぎ手続きに約1時間から2時間、ゲートを探したり空港内で過ごす時間を考えると3時間はみておきたいところです。

一方、アメリカを出国する際ですが、仮出国の手続きはレーガン空港でのチェックインがそれで、デトロイトでは到着したら直接出発コンコースに出てそのまま国際線のゲートに向うだけです。そのあと国際線の搭乗ゲートを通過した時点で正式に出国したことになりますので、1時間程度で十分です。

日本在住者限定、デルタAMEXゴールドで快適な旅を

デルタアメックス・ゴールド

デルタ航空はアメリカンエキスプレスと提携し、クレジットカードを発行しています。中でも日本で発行されているデルタAMEXのゴールドカードは初年度は無条件でデルタ航空の上級会員資格、ゴールドメダリオンが付帯していて、優先チェックイン、デルタ航空のラウンジ、優先搭乗、優先荷物扱いなど、様々なVIP待遇を受けることができます。

2年目以降はクレジットカードの決済額が150万円以上でゴールドメダリオンを更新することができ、100万円以上の場合はシルバーメダリオン、100万円未満の場合はステータス無しになります。

デルタ航空のラウンジ
デトロイト空港内にあるデルタ航空のラウンジ、スカイクラブ・

デトロイト空港にはデルタ航空のラウンジ、スカイクラブが全部で4カ所あり、トラム中央駅付近と南北それぞれの駅のホームに直結した場所と、光のトンネルを抜けてすぐのコンコースCにあります。

このうち、駅直結のスカイクラブは中央と比べると若干小さいものの、乗り継ぎゲートが駅に近い場合は便利ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。

 



静寂に包まれ、清潔感あふれるデトロイト空港のマクナマラ・ターミナル

空港というと大勢の人が行き交い、ガヤガヤしているイメージがあるのではないでしょうか?

ここデトロイト空港のマクナマラターミナルはその巨大さと天井の高さなどから、驚くほど静寂に包まれています。白とグレーを基調とした清潔感あふれる内装で、時には中央の噴水がある付近でピアノコンサートが催されたりと、空港とは思えないような雰囲気になることもあります。

さらに、ほぼ全ての場所で日本語表記されていて、国際線ゲート付近には日本食のレストランもあるので、ここがアメリカであることを忘れてしまう感覚になってしまうことでしょう。

デトロイト空港はワシントンDCをはじめ、東海岸に向かう日本人にとってとても優しい空港と言えます。

デトロイトで乗り継ぎして、多くの日本人が利用するダレス空港ではなく、アメリカ人が多く利用するレーガン空港へ降り立ってみてはいかがでしょうか?

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