
海外旅行でクレジットカードはパスポートについで必携のアイテムとなっています。
特にワシントンDCでは世界中から多くの人が集まるため、クレジットカードでの支払いが当たり前となっています。
日本人がワシントンDCに旅行する際、ほとんどの方は日本で発行されているクレジットカードを持っていくことになりますが、どのカードを持っていくか悩んでしまうことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は日本で発行できるクレジットカードの中から、アメリカで発行されているクレジットカードと同じデザインのものを紹介していきます。
目次
デザインが全く同じカードは存在しない
はじめに言ってしまうと、日本で発行されているクレジットカードとアメリカで発行されているクレジットカードで全く同じ券面のものは存在しません。
というのも、クレジットカードにはカードを発行している会社の住所や問い合わせ先の電話番号などが記載されていますので、この時点でデザインが全く同じものはないということになります。
ただ、これでは話が終わってしまうのでここではカード情報に関しては無視して考えたいと思います。
デザインがほぼ同じのカード
ラグジュアリーカード
2016年から日本で発行を開始したラグジュアリーカードは業界で初めて金属製のカードを導入したことで知られていて、そのスタイリッシュなデザインは世界中の富裕層を虜にしてきました。
また、クレジットカードのグレードとしてチタン、ブラック、ゴールド共にマスターカードの最上位ランクであるワールドエリートを搭載し、カードの色はカード会社が提供する特典の違いだけになっているのが特徴です。
日本では新生銀行が提携して発行していますが、これらのカードは日米ともに共通のデザインなのでワシントンDCに行く際、心置きなく使うことができるでしょう。
雰囲気が共通のカード
アメックスのプロパーカード
![]() 日本版アメックス・グリーン | ![]() アメリカ版アメックス・グリーン |
日本版はプラチナ・カード以外の基本カードは全てプラスチック製。 カード券面の左下には「日本国内及び海外でご利用できます。」と書かれている。 また、プラスチック製のカードは従来通りカード番号と会員氏名、会員資格取得年がエンボス加工されている。 | アメリカ版の基本カードはグリーン以外は全て金属製。 会員資格取得年を示すMEMBER SINCEのリボンはグリーンのみ色が濃く、文字が反転している。 全てのカードでカード番号と有効期限が裏面に移動し、表面には会員氏名とセキュリティコード、会員資格取得年が印字されている。 |
マイクロソフトの創設者であるビル・ゲイツや、世界的な投資家であるウォーレン・バフェットなど、著名人が持っていることで有名なアメックスのプロパーカードは細かい箇所は違えど、カードの全体の雰囲気は日米共通となっています。
カードの中央に描かれた百人隊長は誰が見てもアメックスであることがわかるので、ホテルやレストランなどで提示すれば余程のことがない限り利用を断られることはないでしょう。
ダイナースクラブ

日本ではアメックスと双璧をなすステータスを持つカードとして知られていますが、アメリカでは新規の発行をしていないので、知る人ぞ知るカードとなっています。
また、日本では国際ブランドの一つとして利用できますが、アメリカではカードのブランドであり、国際ブランドとしてはマスターカードかディスカバーカードとして利用することになります。
カードの券面としては日米ともに地球儀が描かれていますが、配置や角度などが異なっているのと、アメリカ発行のカードにはカードの右下にマスターカードのロゴが描かれているのが特徴です。
番外編
三井住友カード

日本で初めてVISAブランドのクレジットカードを発行した三井住友カードの券面は2020年2月にリニューアルされ、それまでのパルテノン神殿が描かれたものからシンプルなデザインへ生まれ変わりました。
三井住友カードは日本の会社なので、アメリカで発行されているクレジットカードと同じデザインのものは当然ありませんが、JPモルガン・チェース銀行が発行しているサファイアカードのデザインと似ているのと、両者ともに銀行が母体となって発行しているクレジットカードなので、ワシントンDCでも違和感なく利用できるでしょう。

また、2021年2月からカードそのものに個人情報が記載されていないナンバーレスカードを年会費永年無料で発行していますので、海外で個人情報が盗まれるのが怖いという方も安心して利用できます。
日米共通デザインのカードで快適な旅行を
海外でクレジットカードを利用する際、国際ブランドがついていればほとんどの場合問題なく利用できますが、カードによっては時として利用を断られてしまうこともあります。
そこでワシントンDCをはじめアメリカに旅行する場合に限りますが、日米共通デザインのクレジットカードを持っていけばスタッフの第一印象として渡されたカードがクレジットカードであることを認識してくれますので、この時点で利用を断られることはほぼないでしょう。
慣れない海外でトラブルを防ぎたいのであれば、事前にトラブルの原因を少しでも回避しておくのが賢明です。