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トラベル D.C.

祝!ワールドシリーズ出場決定、ワシントン・ナショナルズの本拠地、ナショナルズパークへの行き方と野球観戦を100倍愉しむ方法

ナショナルズパーク

2019年10月16日、ワシントンDCに本拠地を置くメジャーリーグチーム、ワシントン・ナショナルズは対戦相手のセントルイズ・カーディナルスを7対4で破り、球団創設以来、初のワールドシリーズへの切符を手にしました。

これに伴い、地元ワシントンDCはお祭りムード一色に染まり、早くも優勝への期待が高まっています。そこでワールドシリーズを観に行く方も、テレビで観戦する方も、メジャーリーグ観戦を100倍愉しむ方法をお伝えします。

ワシントン・ナショナルズとは

ワシントン・ナショナルズ

ワシントンDCに本拠地を置くワシントン・ナショナルズはナショナルリーグ東部地区に所属するプロ野球のチームで、2004年まではモントリオール・エクスポズとしてカナダのモントリオールを本拠地としていました。

チーム名の由来は1967年に行われたモントリオール万国博覧会(Expo ’67)で、創設は2年後の1969年という、比較的新しい球団と言えます。

2005年から本拠地をワシントンDCに移し、チーム名をモントリオール・エクスポズからワシントン・ナショナルズへと改称し、合衆国の首都に本拠地を置く野球チームとして活躍することになったとともに、東海岸の主要都市全てにメジャーリーグの球団が置かれることになりました。

東海岸主要都市に本拠地を置くメジャーリーグ球団

都市名チーム名
ボストンボストン・レッドソックス
ニューヨークニューヨーク・ヤンキース
ニューヨーク・メッツ
フィラデルフィアフィラデルフィア・フィリーズ
ボルティモアボルティモア・オリオールズ
ワシントン D. C.ワシントン・ナショナルズ
アトランタアトランタ・ブレイブス
マイアミマイアミ・マーリンズ

2019年現在、ワールドシリーズ未出場のシアトル・マリナーズを除いて、出場までに最も長い年数を要したチームとなっています。

本拠地、ナショナルズパークへの行き方と球場での過ごし方

ワシントン・ナショナルズの本拠地であるナショナルズパークはワシントンDCの南東区に位置し、地下鉄グリーンラインでアクセスできます。

最寄駅はネイビーヤード駅で西口を出てハーフ通りを南に進むと突き当たりがナショナルズパークです。ただし、こちらから入場すると3塁側の外野席に出るので、ホームであるナショナルズを応援する場合は入場した後半周して1塁側に回る必要がありますので、覚えておきましょう。

外野を埋め尽くすほどの星条旗は圧巻、試合前の国歌斉唱

NBCより

スポーツ観戦といえば試合前にしばしば国歌の斉唱や演奏が行われますが、メジャーリーグの国歌斉唱は他のスポーツとは規模が違い、試合へのムードを一気に高めてくれます。

中でも外野を埋め尽くすほどの大きさの星条旗は圧巻で国歌の歌詞に合わせて旗が広げられたり、波打つような動きをする様子は必見です。

また、レギュラーシーズンでは国歌は演奏のみの場合もありますが、ワールドシリーズともなると全米から有名な歌手が招かれ国歌を斉唱しますし、歌い手によって国歌の雰囲気そのものも変わりますので、ぜひ歌手にも注目してみてください。

O say can you see, by the dawn’s early light,
What so proudly we hailed at the twilight’s last gleaming,
Whose broad stripes and bright stars through the perilous fight,
O’er the ramparts we watched, were so gallantly streaming?
And the rockets’ red glare, the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that our flag was still there;
O say does that star-spangled banner yet wave
O’er the land of the free and the home of the brave?

国歌『星条旗』 歌詞

おお、見ゆるや 夜明けの淡き光を受け
先の夕暮れ 陽が落ちる時 我等が歓呼したもの
其は太き縞と輝く星条旗を我々は目にした 危き戦の間
城壁の上に見た 勇壮に翻りし 彼の旗
狼煙の赤き炎立ち 砲音宙に轟く中
耐え抜き 旗は尚其処にあり
おお、星散りばめたる旗は 今猶棚引くか
自由なる大地 勇者の故郷に

日本語訳 Wikisource より

ナショナルズパークの名物、大統領レース

本拠地で行われる試合の4回表が終わると、マウント・ラッシュモアでお馴染みの4人の大統領、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズヴェルト、それに初めて始球式を行なった第27代大統領、ウィリアム・タフトに扮したキャラクターが球場内に登場し、場内を駆け巡ります。

このレースは野球の合間に観客を楽しませるのが目的のため、レースというよりは妨害行為などのパフォーマンスに注目がいきます。

また、2015年以降はホワイトハウス歴史協会ともコラボし、毎年違う大統領がレースに加わるので、そこにも注目してレースを愉しみたいですね。

『私を野球に連れてって』日本でもお馴染みのセブンス・イニング・ストレッチ

“Take me out to the ball game, Take me out with the crowd;”

この歌い出しで有名な『私を野球に連れてって』は7回の表が終わったときに歌われます。この時、国歌斉唱の時みたいに全員起立しますが、国歌の時とは違い歌に合わせて体を動かしたり叫んだりして、思い思いに愉しみます。

歌詞の途中の”Root, root, root for the home team”のhome teamのところは本拠地のチームに置き換えられ、ナショナルズパークでは”Root, root, root for the Nationals”になりモニターにも表示されますが、実際にはチームの愛称である”Nats(ナッツ)”と歌われます。また、チーム名のところでは歌うというよりは思いっきり叫んでホームチームを応援するというのが伝統になっています。

Take me out to the ball game,
Take me out with the crowd;
Buy me some peanuts and Cracker Jack,
I don’t care if I never get back.
Let me root, root, root for the (Nationals),
If they don’t win, it’s a shame.
For it’s one, two, three strikes, you’re out,
At the old ball game.

Take me out to the ball game 歌詞

私を野球に連れてって
大勢の観客の中に連れてって
ピーナッツとクラッカージャックも買って
家に帰れなくなっても構わない
さあ、(ナショナルズ)に勝利を
負けてしまったら恥ずかしい
1、2、3ストライクからのアウト
それが野球ってもんさ

日本語訳

そもそも、7回が終わった後にこの歌が歌われるようになったのは最初に始球式を行った第27代大統領ウィリアム・タフトが試合観戦に飽きてストレッチをしたことに由来していると言われていますが、今では長時間狭いスタンドで観戦している観客にとって思いっきり体を動かせる数少ない時間になっています。

荷物はできるだけ少なめに、野球観戦で気をつけたいこと

野球に限らずスポーツ観戦に共通することですが、手荷物は可能な限り少なくすることをオススメします。ただでさえ狭い観客席で長時間観戦することになりますので、荷物がある分自分のスペースが狭くなり、思うように体を動かすことができません。

ちなみにナショナルズパークでは40×40×20センチ以上の荷物を持ち込むことはできません。また、手荷物がない人向けに優先レーンも設けられているので、できれば荷物は持たないで貴重品は内ポケットなどにしまっておくのが良いでしょう。

野球観戦の帰りは治安に気をつけて

試合が終わると観客は家路につきますが、ナショナルズパークがあるのはワシントン市内でも治安が悪いと言われている南東区に位置しています。

近年、再開発で治安が良くなっているとはいえ、多くの人が集まるエリアではスリや置き引きなどの犯罪が絶たないのが事実です。

自分の持ち物から目を離さない、帰りはタクシーで移動するなど、できるだけ犯罪から遠ざかる行動をとってください。

政府機関や博物館だけじゃない、合衆国の首都で野球観戦

ワシントンDCにはホワイトハウスなどの政府機関やスミソニアンに加盟する博物館などのアカデミックな一面だけでなく、全米屈指の野球チームも抱えています。

創設時はメジャーリーグ最下位の弱小チームでしたが、ここ数年で一気に本領を発揮し、2019年にワールドシリーズ進出という快挙を成し遂げた、いわばアメリカを象徴するチームと言っても過言ではありません。

ナショナルズパークで合衆国の首都ならではの野球を思いっきり愉しみましょう。